インフルエンザにご注意

2月に入り、とても寒いですがこの時期はインフルエンザに気を付けなければいけない時期です。

そこで、インフルエンザの拡散を防ぐポイント「手洗い」「マスク予防」「咳エチケット」について書いていこうと思います。

秋から冬にかけてインフルエンザの流行シーズンです。高熱や関節の痛みなどを伴い、人によっては重症化する恐れがあります。ウイルスを体内に侵入させないことや周囲に移さないようにすることが重要です。

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1.インフルエンザの恐ろしさとは?

高齢者や幼児、持病がある人は重症化することも

 

・インフルエンザと風邪はよく似た症状がありますが風邪とインフルエンザは症状も流行の時期も違います。

 

インフルエンザ

風邪

症状

38度以上の発熱

発熱

 

全身症状

(頭痛、関節痛、筋肉痛など)

局所症状

(のどの痛み、鼻水、くしゃみ、咳、など)

 

局所症状

(のどの痛み、鼻水、くしゃみ、せき、など)

 

 

急激に発症

比較的にゆっくり発症

流行の時期

12月~3月(1月~2月がピーク)

※4月、5月まで散発的に続くことも

年間を通じて。特に季節の変わりや疲れているときなど

インフルエンザはインフルエンザウイルスが体内に入り込むことによって起こります。インフルエンザのウイルスにはA型、B型、C型と呼ばれる3つの型があり、その年によって流行するウイルスが違います。これらのウイルスのうち、A型とB型はとても強く、日本では毎年約1千万人、およそ10人に1人が感染しています。

軽症で回復する人もいますが中には、肺炎や脳症など併発して重症化してしまう人もいます。

 

・重症化する危険性が高い人

高齢者、幼児、妊娠中の女性、持病がある方

喘息がある人、慢性呼吸器疾患(COPD)、慢性心疾患、糖尿病など代謝性疾患のある人など

インフルエンザにご注意2

2.どうやって感染するの?

感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」

 

・飛沫感染とは

感染者のくしゃみや咳、つばなど飛沫と一緒にウイルスが放出。別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込み感染

*主な感染場所:満員電車など人が多く集まる場所

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・接触感染

感染者がくしゃみや咳を手で押さえる。その手で、周りの物に触れてウイルスがつく。

別の人がその物に触ってウイルスが手に付着。その手で口や鼻を触って粘膜から感染。

*主な感染場所:電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなど

3.インフルエンザから身を守るためには?

正しい手洗いや普段の健康管理、予防接種で感染を防ぐ

 

・(1)正しい手洗い

毎日様々なものに触れていますが、それらに触れることよりも、自分の手にもウイルスが付着している可能性があります。

ウイルスの体内侵入を防ぐ為に以下のことを心掛けましょう。

  ・外出先から帰宅時や調理の前後、食事前などこまめに手を洗う。

  ・ウイルスは石鹸に弱いため正しい方法で石鹸を使う。

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・(2)普段の体調管理

インフルエンザは免疫が弱っていると、感染しやすくなり感染したときに症状が重くなってしまう恐れがある。普段から十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておく。

 

・(3)予防接種を受ける

インフルエンザを発病した後、多くの方は1週間程度で回復しますが、中には肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、重症化してしまう方もいる。インフルエンザワクチンを打つことで、発病の可能性を減らすことができ、また最も大きな効果として、重症化を予防することが期待される。

 

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・(4)適度な室温を保つ

空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御能力が低下する。乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適切な湿度(50%~60%)を保つことも効果的

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・(5)人混みや繁華街への外出は控える

インフルエンザが流行してきたら、不要不急の時はなるべく人混みや繁華街への外出は控える。

4.「インフルエンザかな?」と思ったら

早めに医療機関で受診し安静に

 

・(1)早めに医療機関へ

もし、急に38度以上の発熱が出て、咳やのどの痛み、全身の倦怠感を伴うなどインフルエンザが疑われる症状が出た場合には、早めに医療機関(内科や小児科など)を受診する。

特に幼児や高齢者、持病がある方、妊娠中の女性は、肺炎や脳症など合併症が現れるなど、重症化する可能性があります。

  ・痙攣したり呼びかけに答えない

  ・呼吸が速い、または息切れがある

  ・顔色が悪い(青白)

  ・おう吐や下痢が続いている

  ・症状が長引いて悪化してきた

  ・胸の痛みが続いている

これらの症状があれば医療機関で受診する。

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・(2)安静にする

睡眠を十分にとるなど安静にする。

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・(3)水分補給

高熱による発汗での脱水症状を予防するために、特に症状がある間は、こまめに水分補給が必要。

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・(4)薬は医師の指示に従って正しく服用

医師が必要と認めた場合には、抗インフルエンザウイルス薬が処方される。抗インフルエンザウイルス薬の服用を適切な時期(発症から48時間位以内)に開始すると、発熱期間は通常1~2日間短縮され、ウイルス排出量も減少する。なお症状が出てから48時間以降に服用した場合、十分な効果は期待できないが、医師の指示(用法や容量服用する日数)などを守って服用する。

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5.ほかの人に移さないためには?

「咳エチケット」でほかの人に移さない

 

熱が下がっても、インフルエンザウイルスは体内に残っている。周囲の人への感染を防ぐ為、熱が下がった後も、インフルエンザウイルスは体外へ放出されるので、数日は職場や学校へ行かないようにし、自宅療養することが望ましい。

 

・咳エチケット

くしゃみや咳が出るときは、飛沫にウイルスを含んでいるかもしれないので、次のような咳エチケットを心がける。

 

・マスクを着用する

くしゃみや咳が出ている間はマスクを着用し、使用後のマスクは放置せず、ごみ箱に捨てる。

マスクをしていても、鼻の部分に隙間があったり、あごの部分が出ていたりしていると、効果がない。鼻と口の両方を確実に覆い、正しい方法で着用する。

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・口と鼻を覆う

くしゃみや咳をするときはティッシュなどで口と鼻を覆う。

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・すぐに捨てる

口と鼻を覆ったティッシュはすぐにゴミ箱へ捨てる。

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・顔をそらす

くしゃみや咳の飛沫は1~2m飛ぶと言われている。くしゃみや咳をするときは、他の人にかからないようにする。

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・こまめに手洗い

くしゃみや咳などを抑えた手から、ドアノブなど周囲の物にウイルスを付着させたりしないために、インフルエンザに感染した人もこまめに手洗いを心がける。

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おわりに

新型コロナウイルスに注意しながらインフルエンザも注意していくことが重要になってきます。

感染しないよう、感染させないよう注意しながら冬を乗り越えていきましょう。

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メディホス河口湖 

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